19時からのスロリーマン予備校

4号機時代に戻ったような感覚を味わえたお話

4号機時代は店も客も羽振りがよかった。今みたいに隣に座った奴はみんな敵という感じもそこまでなかった。
そんな時代を少し思い出したので書き殴っていきたいと思う。


サイバーブルーというしょうもない台がまだ稼働していた頃、私はサイバーブルーの隣の麻雀物語3を打っていた。
淡々と麻雀物語3を打っているとサイバーブルーを打っていたおっちゃんに肩をトントンとされた。「(何?)」といった感じで隣をみると6択だかの画面が表示されており、赤7を揃えてくれと指と目線でお願いされた。
「(こういうのは仕様をわかっていない人だと面倒ごとになる可能性があるからやりたくないなぁ)」と思い、おっちゃんに「正解の順番なら7が揃わなくてもOKですよ」と説明し、目押し(択当て)を回避しようとした。
だがおっちゃんに「それでもいいからやってくれ」とお願いされてしまったので、逆押しで目押しをしてあげた。





もちろん6択なんて簡単に揃うものじゃない。
盛大に赤7がズレ、おっちゃんに向けて両手を合わせて、申し訳なさそうな顔をし、頭をペコりと下げた。おっちゃんは全然OKと気にしてはいなかった。ほどなくしておっちゃんはフラフラどこかにいったと思いきや、私にコーヒーを差し入れしてくれたのだ!
択当てもミスってるし頂くわけにはいかないと丁重にお断りしたが、押しつけられてしまったのでありがたく頂いた。


その後、おっちゃんの台には2択の赤7を狙え演出が到来した。もちろんまたお願いされ、今度はきっちり2択をしとめると、おっちゃんに死ぬほど感謝された。そしてまた缶コーヒーを頂いてしまった。


数週間後、ホールをフラフラしてるとそのおっちゃんに「台まで来てくれ」と呼ばれてしまった。
今度は北斗の拳転生の神拳図柄を狙え演出だった。またおっちゃんは無理難題をと思ったがサクっと揃えてあげた。
そそくさと去ろうとするも、今度は手招きされながら自販機の所に連れてかれた。丁重にお断りしたが自販機にはすでに金が投入されており、押さないと収拾がつかなそうなのでありがたく頂いた。


最近は目押しする必要がある台も少なく初心者やおばちゃん達に目押しをしてあげるような機会もなくなってしまったが、4号機の頃は目押しをするたびに缶コーヒーをくれるおばちゃんやらが沢山いた。
他にもボーナス確定画面で持ちメダルが丁度なくなり追い銭しようとすると横からこれを使えとメダルを一握り投げてくれるような人もいたもんだ。もちろん後でちゃんと一握り返すんですけどね。
当時の私も出てる時は、目線を自分の台に向けたままクールを装いつつ隣の人にメダルを投げたりしてました。笑
今のギスギスしたホールでは考えられないようなことがあちらこちらで行われていた4号機時代。今の私はもちろん隣にメダルを投げたりしません。
こんな腐った時代に知らない奴に目押しを依頼し、失敗してもありがとうと缶コーヒーをくれるおっちゃん。おっちゃんをみていてギスギス時代に汚染された自分が少し嫌になりながらも、そんな時代もあったなと少しノスタルジーな気持ちになれたおっちゃんとの出会いでした。

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