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歓送迎会に招かれたのに『寸志』を持ってこいというクソ制度

歓送迎会



春は歓送迎会の季節です。


新しく社会人になる学生さん、職場が変わる社会人さん、長いお勤めを終えられる定年退職者の方…色々な方の歓送迎会が行われるのが春です。


そんな歓送迎会に招かれた場合、幹事さんには「会費(参加費)は必要ありません」と伝えられる方も多いでしょう。「会費がいらないのなら手ブラでいいやー」と思った方。






社会人失格です!!






新人(新入社員)を除き、それ以外の方は歓送迎会に招かれた場合、『寸志』を持っていくのがマナーです。


『志(こころざし)』と呼ぶ地域や会社もあります。


招かれたのに『金を包んで来い』というこのクソみたいな制度が私は大嫌いです。


お願いしたわけでもないのに勝手に開催しておいて、「無料です」と罠を張って…持ってこなければマナー違反というレッテルを張る。


日本という島国が生んだクソルールを今回はこき下ろしていきます。



▼INDEX(タップでジャンプ)
『寸志』は人をハメるためのルール
主催者にも牙を向く『寸志』
最後に






『寸志』は人をハメるためのルール
▲INDEX
寸志ナニソレウマイノ


寸志とは?


・ちょっとばかしの気持ち
・新人の夏のボーナスの時に、満額を支給できないために用いられることが多い






歓送迎会に招かれた場合はこの『寸志』を持っていくことがマナーのようです。
※ 会費を求められた場合や新人の場合は持っていかなくてもよいケースがある。逆にそれなりの役職についている場合は、会費制でも持っていくのが当たり前という風潮がある。


マナーに厳しい親や優しい先輩の下についた方はこのマナーをご存知かと思いますが、大抵の方は持ってきた方の様子を見て学んだり、寸志を持ってこなかった人の陰口を聞いたりして学ぶと思います。


かくゆう私も社会人になるまで知らず、歓迎会で寸志を持ってこなかった人が陰口を叩かれているのを聞いて存在を知りました。


歓送迎会で寸志を持ってきた場合、その人の評価はプラスではありません。プラマイ0…つまり持ってきて当たり前というのが寸志です。


持ってこなければクソマイナスの評価となってしまいます。






つまり…歓迎している人を試すためのクソ制度ということになるわけです。


歓送迎会を開く側は「HOST(客をもてなす側)」であるはずなのに、「GUEST(招待客)」を試しているのです。


この制度がワビサビ的な日本人の文化だという方もいらっしゃるでしょうが、私からしてみれば人を陥れるだけの島国特有のクソ制度です。






主催者にも牙を向く『寸志』
▲INDEX
上司の説教


歓送迎会の寸志によって試されるのはゲストだけではありません。時にこの寸志は主催者側の幹事も強襲します。


寸志を持って歓送迎会に臨むのはゲストだけはありません。役職が上の方もメンツを保とうと持ってくるケースはざらにあります。


その場合、幹事がする必要があるのは「ご厚意の紹介」です。


乾杯のあいさつの前にいただいた寸志を、参加者の方に紹介する必要があります。


この時『寸志』と言っては絶対にいけません!!


『寸志』という言葉は、「気持ちばかりの少額ですが…」という日本人特有のワビサビ的なノリで使う謙虚な言葉です。


これは差し出す本人が使うからいいのであって、いただいた側が使うと「しょぼい金額を頂いていますので紹介します」といったニュアンスになってしまうのです。寸志を紹介する場合は…



・お志(おこころざし)
・ご厚志(ごこうし)
・ご芳志(ごほうし)


ここら辺の言葉を使わないといけません。


私の後輩が歓迎会の幹事をしたときに、「それでは寸志の紹介をさせていただきます」と発言していまい、会の最中に上司から説教されるという可哀想な事件もありました。


これも知らなったが故に踏んでしまった地雷といえるでしょう。






最後に
▲INDEX

ホストにもゲストにも牙を向く『寸志というクソ制度』…私の怒りが伝わったかと思います。


はっきりいって誰も幸せにならない、足を引っ張りあうようなどうしようもないマナーなんですよね。


社会人ならその程度のマナーを知ってて当然だ!


そんなことを叫ぶ老害も沢山いますが、私にしてみればこんなくだらないマナーがなければ最初から誰も傷つかないでしょと思うわけです。


会費いりません⇒(寸志もってこいよ)⇒寸志もってきました!⇒プラスマイナス0






ホストは黙ってゲストをもてなすのが流儀だろうが!!






寸志もってこなかったくらいで陰でグチグチ文句たれんなや!


そう思いつつも自分の歓送迎会があった際は、必ず寸志を持っていかなきゃと思っています。




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