ワンダーコアが必要ない理由を解説!楽して腹筋は割れない
画像引用:ワンダーコア
ワンダーコアは控えめに言ってゴミです。
楽して腹筋が鍛えられるという謳い文句で絶賛売れまくっているようですが、ガチでトレーニングしてる人間からするとワンダーコアを使ったトレーニングはほとんど無意味です。
この記事では購入する価値がまったくない理由を書いていきます。
▼INDEX(タップでジャンプ) | ||
効果が薄い腹筋トレーニング | ||
最終的には粗大ゴミ | ||
腹筋500回=スクワット15回 | ||
最後に |
効果が薄い腹筋トレーニング | ▲INDEX |
ワンダーコアは「後ろに倒れるだけ」で腹筋運動が手軽にできるという謳い文句で発売されています。後ろに倒れるときに適度に負荷がかかり、上体を起こす時にアシストをしてくれるというトレーニングのサポート器具です。
普通に考えて、楽して腹筋を鍛えられると思いますか?
ワンダーコアがアシストしてくれる腹筋トレーニングは上体起こし(シットアップ)です。
シットアップは上体を起こす時や戻す時に上半身の重さを感じるから腹直筋に効くのです。もっと細かい話をすれば効果的なシットアップは下記の点に気を付ける必要があります。
・反動をいっさい使わずに腹筋の力のみ
・上体は負荷が抜けないように90度手前まで起こす※1
・ゆっくり戻し、肩甲骨は床につけない※2
※1 上体を起こしすぎると負荷が抜けてトレーニング効果が下がる
※2 床に体をつけて負荷を抜かない
ここまで注意してシットアップという腹筋種目は初めて効果があるのです。これを踏まえてワンダーコアを使った腹筋トレーニングを考察します。
・上体を起こす時の負荷は謎アシストで激減
・上体を戻す時に力を抜いて、体重を乗せて戻す人が多数
・ワンダーコアの反動を使って回数をこなし満足する
ワンダーコアを使ってトレーニングしてるという人の大多数は上記に当てはまるはずです。腹筋に対してほとんど効果がない無駄な運動を時間をかけて行っているというわけです。
ワンダーコアを使っていい加減に行った100回の腹筋は、丁寧に行ったシットアップ10回にも劣ります。
「筋力が弱いからワンダーコアのアシストが欲しい」という方もいると思いますが、シットアップ時に背中に厚めのクッションを挟めば筋力が弱い方でもシットアップは可能です。
ワンダーコアを使って楽な腹筋トレーニングを回数こなせば、『トレーニングした感』を得ることはできます。しかし現実は高いお金を払って、効果の薄いトレーニングで時間を浪費したにすぎないのです。
最終的には粗大ゴミ | ▲INDEX |
「ワンダーコアを購入すれば、元をとろうと頑張れる」
「トレーニング器具がモチベを高めてくれる」
上記の考えで購入に踏み切る人もいるかと思いますが…上記のような考えの人が購入したワンダーコアの行き着く先は「粗大ゴミ置き場」か「物置」です。
ダイエットやトレーニング全般で言えますが、「楽してやろう」という精神で続けられるほどフィットネスは甘くないです。
トレーニングを継続できる人は「こういう体になりたい!」という強い意思をもって、過酷なトレーニングに立ち向かえる人間です。
統計を取ることはできませんが、ワンダーコアを買った人の95%は粗大ゴミになっているでしょう。
腹筋500回=スクワット15回 | ▲INDEX |
ワンダーコアを購入する方の多くは…「ダイエット目的」「運動不足解消」「腹周りの脂肪を落としたい」
この3つが購入を決意をする決め手となっているでしょう。
そもそも上記の目的で「腹筋トレーニング」をするのは非常に効率が悪いです。
なぜなら腹直筋という筋肉は体全体から見た場合、あまり大きな筋肉ではなく、運動時に使用する筋肉も大したことありません。
逆に体の中で最も大きい筋肉は「太ももの筋肉(大腿四頭筋)」で、大腿四頭筋をフル活動させる『スクワット』15回で得られる筋肉量を『腹筋運動』で獲得しようとした場合は500回必要です。
1回の動作で使用する筋肉量が異なるために、このような数の開きが生まれます。
※ 消費カロリーではありません。
しかもこの比較は通常の腹筋運動(シットアップ等)で500回です。負荷が減っているワンダーコアなら、さらに倍の回数は必要かもしれません。
スクワット15回=腹筋500回=ワンダーコア1000回
同じ筋肉量を得るのに必要な回数が上記だとした場合、スクワット15回が一番効率的です。
スクワットで得ることができる大腿四頭筋は日常生活で最も使用する筋肉です。『基礎代謝』が大幅にあがり、痩せやすくリバウンドしづらい体に近づきます。
またスクワットは大腿四頭筋だけでなく、ふくらはぎ、腹直筋、背筋…様々な筋肉を総動員するため、全身の筋肉量がバランスよくつきます。
高い金を払って購入したワンダーコアを使ってテレビをみながらダラダラ腹筋運動をするのか、気合いれてスクワットを短時間やるのか。
どちらが金銭的にも効率的にも有用化はいうまでもありません。
最後に | ▲INDEX |
ワンダーコアがいかに必要ないトレーニンググッズが理解して頂けたかと思います。
フィットネスにおいて「効率的に筋量を増やす」という考えは大事な考えですが、「楽して筋量を増やす(痩せる)」という考えは捨て去ったほうがいいです。
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